新築木造住宅 現場報告 | 株式会社 カドヤ建設

BLOGBLOG

2015.08.24

新築木造住宅 現場報告

更新が遅れましたが木造住宅の工事状況を報告いたします。

『木造接合金物』

2000年5月の建築基準法の改正により筋かいの端部と耐力壁の脇の柱頭・柱脚の仕様、壁倍率の高い壁の端部や出隅などの柱脚の仕様が明確になり金物の設置が必要になりました。
木造の建物はこの接合部が地震の際に抜けたり外れたりして倒壊につながるということがあり、それを防ぐために金物で固定する必要があります。

 

『鋼製建具』

今回採用したサッシはLIXIL防火戸FG-Sになります。ガラスはLow-Eグリーン複層ガラスを採用しており、室内側ガラスにコーティングした特殊金属膜の効果で一般複層ガラスの1.5倍の断熱効果を発揮、太陽熱を取り込みながら、室内の熱を逃がしません。冬の寒さが厳しい地域でも、断熱効果を高め、室内の快適さを向上させます。
サッシの取り付けにも雨漏れが無いよう、窓台に透湿防水シートを敷き込みサッシを取り付け、サッシ周囲のフィンに防水テープを横縦に順に貼り付けます。

 

『断熱材』

断熱材にも種類と厚みがあり、今回のお客様は省エネエコポイントを採用した住宅の為、省エネルギー基準に適合した断熱材を使用しております。省エネエコポイントは断熱材の仕様だけでは無く、サッシの性能や外皮の計算、設備機器による省エネ等色々な基準があります。新築の場合最大300,000ポイント(30万)まで追加工事やグレードアップ工事に充当できます。

 

『新防火地域』

大田区において東京都建築安全条例第7条の3に定める「新たな防火規制」を導入する区域が、平成26年5月30日付けで告示され、同年6月30日に施行されおります。指定区域の場合、木造2階建ては述べ面積に関係なく木造準耐火構造としなければなりません。木造準耐火構造は木造躯体を火災から守るため被覆する措置が必要になってきます。天井裏まで壁の石膏ボードを張り詰め、壁内部や天井内部に火が回らないような処理をしております。

   

『外壁モルタル塗り』

外壁下地の構造用合板に防水シートを張り、その上にモルタルの付着をよくするためにメタルラスをタッカーで打ち付けていきます。開口部の隅部分は斜め方向にクラックが入りやすい傾向があるので補強用ラスが必要になります。ラスを張った後、モルタル塗りに移ります。モルタルの厚みにより、下塗り・中塗り・上塗り分けて塗っていきます。養生期間を置き、外壁の仕上げなります。2階部分の塗装はスタッコ吹付け半艶仕上げ、1階はタイル張りになっております。
次回は竣工の写真を掲載致しますのでぜひご覧頂ければと思います。      カドヤ建設 鶴谷
 
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