おおもり語らいの駅 | 株式会社 カドヤ建設

BLOGBLOG

2017.04.07

おおもり語らいの駅

カドヤ建設が参加しています『おおた高齢者見守りネットワーク』通称『みま~も』、以前にも紹介いたしましたが大森の『ウィロード山王』商店街にありますこれも私どもで設計・施工いたしました『アキナイ山王亭』で、みま~もステーションの活動を通じて商店街の活性化に貢献していただいている団体です。そのみま~もが牧田総合病院・東京都健康長寿医療センター研究所 (社会参加と地域保健研究チーム)とタッグを組んで取り組む新たな取り組みを始めます、それが『おおもり語らいの駅』です。その施設をカドヤ建設で設計から施工まで携わらしていただきました。

おおもり語らいの駅では、昼間は日本茶の提供や、子供食堂の運営やさまざまな地域活動等を行い、夜間帯は『グループタイム』として、医療・介護の専門職や地域団体へ、打ち合わせや食事会の会場として貸し出す予定だそうです。

さらに、東京都健康長寿医療センター研究所が全面協力の下、おおもり語らいの駅を拠点として、まちづくりに取り組んでいくコーディネーター『まちプロ!』(まち・人・くらしプロモーター)を養成していく予定です。

こちらの取り組みの一環、そして、オープニングイベントとして『語らいの駅の壁塗りイベント』を行ないました。

内容はホールの壁の塗装と本棚の製作及び塗装を来て頂いた参加者(住人)に行なって頂きました。今回は親子での参加を呼びかけ、それにみま~ものサポーター(登録制でみま~もステーションに参加する住民の高齢者の応援団)の方が参加を致しました。

塗料は昨年日本ペイントより発表されたEMOという製品で、一般的な塗料は平滑に塗ることを旨と致しますが、EMOは刷毛やヘラであえてムラを作り出すことで、空間に表情と奥行をもたらす特徴がありますので素人でしかも子供や高齢者が参加する今回のイベントには、素人だからこそ起こる偶然性や意外性はプロには表現できない作品となりました。我ながらぴったりの選択をしたと自負しております。

又、本棚は事前に大工さんに材料を刻んでもらい、皆さんにはその組立と塗装をお願いいたしました。

その講師として我社のベテランの大工さんと塗装屋さんに協力していただきました。

先ずは壁の塗装ですが、最初は躊躇していたのですがだんだんコツを覚えると皆さん夢中になり、一応レインコートや手袋等で防御はしていますが、塗装が顔や体に付着するのも気にせず最後は大胆に作業を行なっていました。

完成はこんな感じです。

とても素人が塗装したとは思えません。

本棚の製作は皆さん電動機械が珍しいのか順番待ちになってしまいました。

オイルステイン塗装は臭いのしない製品を使い、小さな子供や高齢者にも安心な材料を使っています。

先ほどのEMOと違い平滑に塗ることになりますが、壁の塗装の経験をいかして旨く塗ることが出来ました。

最後はみま~もサポーターのお母さん方が作ってくれたお汁粉と自家製漬物を堪能し無事イベントが終了です。

安堵感と気持ちの良い疲れで、このお汁粉と漬物が本当にうまかった!

私も工事作業の実践イベントは初めてでしたので正直不安でしたが、無心で作業している親子や高齢者方、又みま~もの若いスタッフの姿をみてほっと致しました。

今後も『まちプロ!』(まち・人・くらしプロモーター)は近々色々な企画を計画しておりますので、ご期待ください。

又、カドヤ建設も出来る限り地域活動に協力及び参加をして、地域の発展に貢献できる様がんばります。

みま~もの皆さんそしてこのプロジェクトに関わってくれた関係者の方々ありがとうございました。

またこんな仕事が出来れば良いな!

BY野口

 
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