新年あけましておめでとうございます | 株式会社 カドヤ建設

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2015.01.01

新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
昨年は格別のお引立てを賜り厚く御礼申し上げます。
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、
従業員一同心よりお願い申し上げます。

新年は1月7日から平常営業とさせて頂きます。

さて、カドヤ建設の入口には門松が立ててあります。

最近はあまり目にすることがなくなりましたが、古くは木のこずえに神が宿ると考えられていたことから、門松は年神を家に迎え入れるための依り代という意味合いがあるそうです。神様が宿ると思われてきた常盤木の中でも、松は「祀る」につながる樹木であることや、古来の中国でも生命力、不老長寿、繁栄の象徴とされてきたことなどもあり、日本でも松をおめでたい樹として、正月の門松に飾る習慣となり、今日に至りました。

世の中の移り変わりが早くなっている昨今、お正月くらい古くから伝わる習慣に浸る心の余裕を持ちたいと思います。

上の画像は暮れに私どもの畳屋さんより、大変珍しい畳表の原料である藺草(イグサ)を頂きました。事務所に新畳のすがすがしい匂いが漂います。

イグサは畳の原材料として約1,100 年以上前より用いられているといわれていますが、中の芯は油をよく吸い上げる性質をもつために,日本では古来より,行灯の灯心と して用いられていました。このためイグサのことを,燈心草(トウシンソウ)とも呼ばれています。他にイグサは,細かくすりおろして灯心部分だけを取り出し,これを煎じて飲むことにより感染による炎症を抑え,水腫改善に効果があるといわれております。また焼いて灰にしたものを飲用することで,喉の疾患を和らげるとの古い医学書に記述もあります。江戸幕府の医療施設であった小石川養生所にもイグサが標本植物として栽培されており,このような事実をあわせても江戸時代まではイグサを薬草として使用していたことが示唆されます。さらに、イグサは腸管出血性大腸菌O157 ,サルモネラ菌,黄色ブドウ球菌などの食中毒細菌,バチルス菌,ミクロコッカス菌などの腐敗細菌に対して抗菌作用のあることが明らかとなっています。このような事実からも畳は天然の抗菌素材といえます。最近の研究では肺炎の原因となるレジオネラ菌に対しても抗菌作用が認められました。このような成果から,イグサを細かく砕いて袋詰めにし,浴槽中に浮かべることで「いぐさ風呂」の運用をしている施設もあると聞いております。お風呂にイグサを入れると、肌がスベスベする効果もあり,イグサの畳以外での利用も進んでいます。最近の住宅は洋室が増え、和室が減少傾向にありますが、このような効能と住宅建材として防音・断熱に優れた畳が見直される時代が来るかも知れません。

カドヤ建設の入口カウンターに飾りましたので、是非、ご覧ください。

株式会社カドヤ建設
スタッフ一同

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