木造2階新築工事現場『和室が2室もある家』Ⅲ | 株式会社 カドヤ建設

BLOGBLOG

2016.07.22

木造2階新築工事現場『和室が2室もある家』Ⅲ

上棟も終わり大工工事真っ盛り。

現在の工事状況は金物の取付。

  

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V字金物:土台と柱が地震時に抜け無いよう接合部を強化する

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筋交いプレート:地震の横揺れに対応する筋交いの接合部を強化する

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V字金物と筋交いプレート

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ひねり金物:屋根下地の垂木と小屋梁との接合を強化する

(最近は突風など屋根の被害が多いので特に必要な部材)

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ホールダン金物:基礎と柱を直接結ぶことにより地震時基礎と建物が分離することを防ぐ

(木造の倒壊は地震の上下動により基礎と土台、土台と柱が離れることにより発生)

画像のこれは何だと思いますか?

藁葺き屋根の内側でも、くもの巣が張っているのでもありません。

断熱材は一般的に最上階の天井の上に施工することが多いのですが、後日、お客さま等が天井裏を覗いたりした時に断熱材を動かしてしまい断熱膜を破ってしまうことが想定される為、カドヤ建設では屋根野地板裏面に断熱材を設置いたします。このようにすれば断熱材の機能を損なうことのリスクが減ると考えております。この部材は屋根野地板面と断熱材の間に隙間を発生させ外壁からの通気を棟に設置した換気口を通じて外部に吐き出す役目を担います。効果としては野地裏に発生する冬季の結露防止、先ほど触れました建物全体の断熱膜の確保,つまり、夏季の暑い空気を素早く放出してくれるということになります。

今後もこのように現場進捗に合わせご報告させていただきます。

 
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