大田区内で新築工事を検討されている方へ|大井O邸新築工事の進捗状況について | 株式会社 カドヤ建設

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2023.11.13

大田区内で新築工事を検討されている方へ|大井O邸新築工事の進捗状況について

現在進行中の木造2階建ての新築工事の記事です。

リノベーション工事のご相談から、新築工事に移行した例です。

工事の内容に拘りがあればあるほどこのようなケースは多くなります。

恐らく、都内は元々狭小な住宅が多い関係で、真剣に考えれば考えるほどリノベーション工事では限界を感じてしまうのかもしれません。

規模:木造2階建て(塔屋及び屋上有り)

 

■建物概要 場所:大田区大森北 構造:木造2階建て 家族構成:2人 用途地域:第一種低層住居専用地域 高度地区:第一種高度地区 防火指定:準防火地域(新防火地域) 耐火種別:準耐火建築物(イ-2) 敷地面積:73.88㎡(22.34坪) 建築面積:51.66㎡(15.62坪) 1階床面積:47.79㎡(15.6坪) 2階床面積:46.17㎡㎡(13.96坪) 延床面積:95.78㎡(28.97坪) 建ぺい率:69.93%<70% 容積率:129.65%<150%

 

■目次 1基礎工事 2木工事 3屋根工事 4金物取付工事 5執筆者より

1基礎工事

現在では一般的になりましたべた基礎工法です。2000年頃までは布基礎が主流で、1980年頃までは無筋コ

ンクリートが一般的でした。

布基礎で防湿シート・防湿コンクリートを基礎と基礎の間に打ち込むようになったのも1985年頃だと思います。

歴史的には、1923年の関東大震災を切っ掛けに昭和に入ってからコンクリート製の布基礎や独立基礎が生まれ、1950年に建築基準法が制定されその後布基礎が定着されました。その以前は現在でも古い神社仏閣で残っている自然石の独立基礎の束工法が一般的でした。現在でも100年クラスの古い古民家でも見ることが出来ます。

2.木工事

基礎が終わると大工事ですが、そのメインイベントが上棟(建て前)です。

最後に屋根の上部に木材を架け、柱・梁・屋根といった家の骨組みになる部分の工程が完了します。この最後に組む木材が「棟木」と呼ばれているため、骨組みを最後まで作りあげることを「棟上げ(むねあげ)」と呼びます。

棟上げの日は朝から作業を始め、1階の柱から屋根に至るまですべての骨組みを、都内のほとんどの住宅は1日で作りあげます。上棟では、他の現場の大工さんや鳶たちを総動員して手伝ってもらうほどの、大掛かりな作業です。

ただし、木造住宅でも2×4工法や2×6工法、プレハブ住宅などでは、棟上げという工程がそもそも存在しません。

3.屋根工事

棟上げが終了すると屋根工事と金物の取付です。

   

4.金物取付工事

当社標準仕様では構造計算により定められた金物(耐震構造)以外に制振ダンパーを装填しさらに地震や暴風時の揺れを軽減した構造になっています。

制震構造は、建物内で地震の揺れを吸収する構造です。 地盤の揺れは建物に直接伝わってしまいますが、ダンパーなどの制震装置が揺れを熱エネルギーに転換して、空気中に放出してくれます。 その結果、揺れが小さくなり、建物を倒壊しにくくします。

スカイツリーでも有名になりました制振構造ですが、実はこれらの技術の元となる技術は1400年前の法隆寺の五重の塔や1300年前の薬師寺東塔で採用されています。

 

5.執筆者より

古(いにしえ)の大工さんの技術は、現在のようなコンピューターやパソコンの無い時代にどのようにして発想し計算したのでしょうか。おそらくさらに古くから培われ継承された技術による感覚的なモノではないかと思います。建築を携わる私としては壮大さと良い意味で恐ろしさを感じてしまします。

さて、今後の進捗報告は次回に委ねたいと思います。

ここまで拙い文章お読みいただき有難うございます。

BY 野口

カドヤ建設は、東京城南地区を基盤俊、地域密着型企業として、これからも大田区内の街を彩る作品群を想像してまいります。

これから新築をご検討されている方は些細な点でも構いません。一生のうちに何度もない新築工事ですので、ご不明な点やお悩みがございましたら、お気軽にご相談いただければと思います。

       
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