品川区H邸新築工事 KANSEI | 株式会社 カドヤ建設

BLOGBLOG

2017.11.17

品川区H邸新築工事 KANSEI

品川区の木造3階建て新築住宅のが完成いたしました。

3階建て、外壁は漆喰仕上、近年珍しく和室が多い建物です。

最近は洋間希望のお客様のニーズが多い為、大工さんの技術を発揮する現場が激減し工業化され工場生産された窓・ドア枠を使用する現場が増えています。

結果、長押・鴨居などの和室の造作や木の見立て(後年材料のゆがみやひずみが出にくい素材を見定める技術)が出来ない大工さんが多くなって、マニアル化している大手ハウスメーカーでは、和室の造作はその部分だけ技術のある大工さんに施工させる形式を採っています。

地場の建設会社や工務店は昔ながらのやり方で大工さんが洋間も和室も施工しています。

意外ですが、全国の戸建て注文住宅の70%程度が地元の建設会社・工務店が建設しています。

住宅着工件数は年間約80万戸で、そのうち持家の割合は40%弱で約30万戸程度、あとは分譲マンションや賃貸マンション及び戸建分譲住宅です。さらに、30万戸の内大手ハウスメーカーの建てている戸建て注文住宅は7万戸程度になります。したがって、残りの23万戸が地場の建設会社や工務店になり、その内訳は年間10戸以下の業者が13万戸程度、100戸以下の業者が10万戸程度となります。

常識的に考えても戸建注文住宅では、お客様や設計事務所の特別なニーズに答えられるのは企画化された住宅を施工する大手ハウスメーカーではなく、マニアル化せず1件ごと丁寧に作り上げていく地元の建設業者や工務店であることは想像できます

1階・2階に和室各2室あります。

この建物は御施主さんのこだわりのあるオーダーが満載です。

出窓・堀炬燵・畳下の床下収納(残念ながら画像を採り忘れました)・階段手摺『クネット手摺』・ニッチ・無垢フローリングそして一番は和室です。

外部では漆喰・屋上バルコニー・1階の木製デッキなど多彩です。

これよりは水廻りです。

最後は外観です。

結果、お客様の満足いただける提案力と施工技術を日々磨いて、何時でもお客様のご期待にこたえることが地元の建設会社の務めだと実感いたします。

Construction managing engineers:HUKUSHIMA

BY NOGUCHI 

share